野菜のはなし

最近すっかり日が短くなりましたね。

 

昼間は日射しがなかなか強くて、薄着でも汗ばむほどですが、日が暮れると寒くもなく、涼しく、気持ちよい季節ですね。今日も半分にならないくらいのお月さまが雲ですこしぼやけて、なんともきれいでした。今だけの気候を楽しみたいですね。

 

農家さんの野菜は小松菜が結局虫にやられて全滅してしまい、なすも玉ねぎも終わってしまい、じゃがいもも芽がでてきちゃったし、ましなのはさつまいもくらいかーという時に、里芋が登場。来週は、白菜などの抜き菜(間引きしたもの。柔らかくておいしい)が出るらしいので、楽しみにしています。

 

ここのところ野菜はいまひとつなのですが、柿がぼちぼち色づきはじめたり、南水という梨も届いて、着実に季節は進んでいるなあと感じます。

 

そこらを突っついてみれば、騒がしいニュース、刺激的なニュースがいくらでも入ってくるけれど、季節の移り変わりみたいな、肌で感じられる範囲の、静かなお知らせだけで暮らしていったらどんなものかなあと、なかなかできないことではありますが、想像してみたりもします。

静かなお知らせとはいっても、「今週、なにが食えるのか」というのは生きていくうえでかなり大切な情報ですし、気候というのも、突き詰めれば地球規模の話で、いまは夏が終われば秋がくるのは当たり前と思っているけれど、当たり前でなくなる日もくるかもしれないと思えば、ちゃんと秋が来た、というのはかなりのビッグニュースなのかもしれません。