チョコレートのはなし 2

チョコレートのはなしのつづきです。

カルディのほか、身近なところではセブンイレブンでも、フェアトレードチョコが買えるようだったので、こちらも先日買ってみました。パッケージをひょいと裏っ返して製造元を見てみると、あの森永さんでした。へえ。

それからカカオの何パーセントがなんたらかんたらと。なるほど、フェアトレードの認証を受けるには、カカオの何パーセント以上が、いわゆるフェアな取引によるものであるとか、決まりがあるんだなあとわかりました。つまり100パーセントではないんだと。リーズナブルなフェアトレードチョコは、もしかするとそのパーセンテージが低いのかもしれない、と気付きました(ただの推測です)。

 

ついでに森永さんのホームページをみると、「フェアトレード」とは書いてないけど、同じような趣旨の独自の取り組みをしていることがわかりました。そうなると明治さんやロッテさんも気になり、ホームページを見てみると、やはり「フェアトレード」ではないにしろ、きちんと目標を掲げて、それなりの取り組みをしていることがわかりました。

わたしは、フェアトレードもすばらしいと思うけれど、一方で森永さんや明治さんが昔からそう変わらぬ値段でみんなが大好きなおいしいチョコレートを売ってくださっていることも、同じようにすばらしいことだと思うので、どちらもかなえようとしていて、さすがだなあと思いました。

いまは企業さんたちも社会的な取り組みをして、公表していかないといけない時代で、大変だと思うけれど、そういう意識があるというだけでも、ちょっと前よりいい時代になっているんじゃないかと思いました。

なんだか戦争とか病気とか異常気象とか、どんどん悪い時代になっていて、これからの人はかわいそうなんていう人に時々出会いますが、そんなことばかりではない、よくなっていることもたくさんあるし、私も不安になっている時間があったら何ができるか考えて、小さなことでもしていきたいと思ったのでした。

 

それから、気付いたのは、フェアトレードだから選ぶというより、商品として価値があるから選ぶ、というのが本当はのぞましいかたちなのかなあと。あと、かわいいものを買うと、なんとなくうきうきした気持ちになるので、パッケージのかわいさも商品価値のひとつなんだなあと思いました。

 

チョコレートひとつとっても、裏にはたくさんの物語があるんだろうなあ。チョコレート食べられなくなったらやだなあ。チョコレートを食べながら、そんなことを考えました。