すっきりしないはなし

ライ麦パンのことを最近あまり書いていませんでしたが、たまに機会があると買って食べています。このあいだ売り場のポップに書いてあって、はっと気付いたのですが、ライ麦パンは便秘にとても効果があるそうで、たしかにライ麦パンを食べた日は、お通じがとてもよく、おなかがすっきりするのです。大変どうでもよい話ですが、わたしは普段からあまり便秘で悩むことはないのですが、ライ麦パンを食べるときに、よくヨーグルトもいっしょに食べているせいか、たしかにするすると気持ちよいほどの感覚がある気がします。

 

さてお腹はすっきりさせるに越したことはありませんが、実際に日々じぶんを取り巻いている状況というのは、なかなかすっきりしないものです。

どこかで「すっきりした状況」「悩まなくてもよい状況」というものを求めて、現実とのギャップに苦しんでいるようにも思います。

しかし考えてみると、今までの50年足らずの人生において、はたして「すっきりと」していたことなんてあったのかしらということです。いつだってその渦中にいたときは、もやもやと悩みを抱えていて、そこから抜け出そうとして、前に進んできたのではなかったでしょうか。

毎日毎日、これでいいのかな?と迷いながら、自分の頭で考えて、判断しながら、自分の思うところをやる。

その繰り返しだと。

楽な道というのは、ない。

でもそれで大丈夫。

ふだんは水の中に潜っているけれども、たまにふっと水面から顔を出して息できた、みたいなことってあります。そんな時に感じたことがあったので、自分のために書き留めてみました。また潜るとわからなくなっちゃったりするので。