梅のはなし

梅はいつもお世話になっている農家さんで買わせてもらったり、収穫させてもらったり、拾わせてもらったりしています。

今年は梅ジュース、梅ジャム、梅漬けなどつくりました。

前はさらに梅酒に梅味噌にといろいろ、使うキロ数も多かったけれど、年々減らしてちょうどよい感じになってきました。

梅干しもオーソドックスなタイプのものは漬けたり干すタイミングなどになかなか気を使うので、最近は「さしす梅干し」というのを作っていて、しかも干さないで漬けてるだけです。塩味は控えめで、ほんのり甘い梅漬けです。味見したら今年は酢がきつすぎるように感じたので、もう少し寝かせるかちょっと干すといいのかもしれません。

この漬け汁がまた便利で、ごはんに混ぜて酢飯にしたり、きゅうりやら生野菜を漬け込んでもおいしいし、ドレッシングのベースにも使えます。

 

しかし梅を見ると、もぎたいとか拾いたいとか、なんか仕込みたいとかいう「梅欲」みたいなものに毎年振りまわされているような気もします。

そのうちわたしも、梅欲を断ち切り、「今までさんざんやってきたけど、もう一切やめた」と言える日がくるのか。それともとっておきの梅酒を一びんくらいは仕込まずにおれないのか。そのへんはまだわかりません。