野菜のはなし

今日も日中は暑くてうんざりでしたが、夜になってひんやりしてきました。この気温差もなかなかコントロールが難しいですよね。

 

こんな気候のせいか、畑のお野菜も調子がいまいちなようで、最近出た小松菜も虫喰いがひどく、スジスジして固いのです。細ねぎも緑の部分が黄色っぽくなっていたりです。おじいさんも、なんとなくしょげ気味です。

あくまでもわたしから見てそう見えるだけなのですが、おじいさんの野菜づくりは、去年はこうだったから今年はこうしよう、とかはあまりなく、毎年おんなじようにやって、自然に任せて、だめだったら、「あー、今年はだめだったな」と、落ち込む。うまくいったら、「あー、今年はいはいいなあ」と、喜ぶ。そんなふうに見えるところが、なんだか逆に新鮮です。人間て、わりと失敗を避けようとなにか情報を集めたり、対策してしまったりするような気がするので。

いろいろやっても、結局自然の力にはかなわなかった、という経験を繰り返した結果、そうなっているのかもしれません。その力の抜き方というか、自然へのゆだね方みたいなものは、見ならいたいものだなあと思います。