本のはなし 

あれあれもう12月ですね。なんだか書くことがみつからなくって、すこしあいてしまいましたが、思いついたので、ちょっと書いてみます。最近買った本のはなしです。

このあいだ萩原朔太郎さんに関する展示を見る機会があって、今まで名前くらいしか認識がなかったので、ふぅんと思うことがいろいろあり、作品も読んでみたいなあと思いました。ふぅんと思ったのは、学校をなんどもやめたり入ったりして全然続いてないところや、16歳くらいからもう作品を発表していたり、結婚についてやわりと早くに亡くなっていることなどです。あと前橋出身で、糸井重里さんと同じだーとか。そんなことです。

そのあとたまたま古本屋さんへ行ったので、探してみたけれど、萩原朔太郎さんの作品は見つからず。外は冷たい雨が降っていて、古本屋さんの中はごくごく小さな音でクラシックがかかっていました。雑然と古い本がならぶ本棚を隅々までながめていると、とても満たされるような幸せな気持ちになって、かなりゆっくり過ごしてしまったので、何か一冊買って帰ろうと思い、岩波新書の「親鸞」を買いました。でも難しそうなのでなかなか読めなさそうです。

 

それから私の父なのですが、手術後に転移した癌が進行してしまい、つい最近お医者さまから余命宣告をされてしまいました。そんなことがあったもので、ふと、もし自分が死ぬ前に本を読むとしたら、なにを読みたいかなあと考えたりしていました。

結論としては「星の王子さま」かなあと思って、自分でも一冊持っているのですが、プレゼントできたらしたいし、でも新品ぴかぴかをわざわざ買うのもなんだか嫌味だし、もしまたたまたま古本屋さんに入って、たまたま出会ったりしたら、買おうかなあなどと考えていました。

 

 

つづく