お月さまのはなし
夜です。
秋の虫が鳴いています。そういえばいつのまに蝉でなくなったのでしょう。蝉と秋の虫の境目の日というのはあったのかな。
ともあれ秋の虫の音というのは良いものですね。時を忘れて、いつまでも耳を傾けていたくなります。
加えて今日は仲秋の名月で、空が晴れていてとてもすばらしい月の姿を見ることができました。お見事、というような美しい月を眺めていると、これまたいつまでも眺めていたいようなきもちになるのでした。
最近すっかり老眼になり、近くの文字などはぼやけて見えるのですが、幸い月や遠くの景色はとてもよく見えます。まああんまり小さい文字やら細かいことばかりに気をとられるよりは、遠くのきれいなものでも眺めるように、ゆったりした大きな気持ちで過ごしなさいよ、ということなのかもしれません。自然の理というものはうまくできているものだなあとおもいます。