野菜のはなし

最近すっかり日が短くなりましたね。

 

昼間は日射しがなかなか強くて、薄着でも汗ばむほどですが、日が暮れると寒くもなく、涼しく、気持ちよい季節ですね。今日も半分にならないくらいのお月さまが雲ですこしぼやけて、なんともきれいでした。今だけの気候を楽しみたいですね。

 

農家さんの野菜は小松菜が結局虫にやられて全滅してしまい、なすも玉ねぎも終わってしまい、じゃがいもも芽がでてきちゃったし、ましなのはさつまいもくらいかーという時に、里芋が登場。来週は、白菜などの抜き菜(間引きしたもの。柔らかくておいしい)が出るらしいので、楽しみにしています。

 

ここのところ野菜はいまひとつなのですが、柿がぼちぼち色づきはじめたり、南水という梨も届いて、着実に季節は進んでいるなあと感じます。

 

そこらを突っついてみれば、騒がしいニュース、刺激的なニュースがいくらでも入ってくるけれど、季節の移り変わりみたいな、肌で感じられる範囲の、静かなお知らせだけで暮らしていったらどんなものかなあと、なかなかできないことではありますが、想像してみたりもします。

静かなお知らせとはいっても、「今週、なにが食えるのか」というのは生きていくうえでかなり大切な情報ですし、気候というのも、突き詰めれば地球規模の話で、いまは夏が終われば秋がくるのは当たり前と思っているけれど、当たり前でなくなる日もくるかもしれないと思えば、ちゃんと秋が来た、というのはかなりのビッグニュースなのかもしれません。

 

 

 

 

 

のり弁のはなし

先日、食べものに関するエッセイをまとめた本を読んでいて、向田邦子さんが書いていたのり弁がおいしそうだなあと思い、ひとり昼ごはんのときに2回ほどやってみました。

おかかにしょうゆに海苔。白ごはん。すばらしい組み合わせです。

鰹節削ったりはしないので、書かれていたとおりにはとてもできないのですが、これから新米の季節ですし、自己流でしばらくはまりそうです。

 

さて夏休み中に無印の不揃いバウムを熱心にたべていた私ですが、ローソンのウチカフェシリーズにも、バウムクーヘンがあることにこのあいだ気づき、食べてみました。しっとり感が印象的で、期待以上においしく、ボリュームもあり、お値段も手頃だったのでおどろきました。10年くらい前にくらべて、手軽に買えるバウムクーヘンのレベルがずいぶん上がっている気がするのですが、どうなんでしょうか。ネットで検索したら、セブンイレブンバウムクーヘンもかなりなようなので、食べたいなあと思っていたところ、先ほど見つけた情報では、ローソンは10月4日にバウムクーヘンをリニューアルするもよう。なんとタイムリーな。またレベルを上げてくるのでしょうか。これはセブンも負けられない。バウムクーヘンをめぐる静かな戦いから、目が(腹が?)離せません。

たぶんどれもおいしいんだろうな。

 

 

 

 

 

イベントのはなし

先日、時おり足を運んでいるイベントスペースにまたおじゃましてきました。

夕方から夜にかけて、気の効いたお店の出店あり、ライブありのイベントで、人数や雰囲気も、わたしにとってちょうどよく、心地よいなあ、と思える場でした。こんなイベントに出会えてよかったなあ、とこころから思います。

 

ライブありのイベントということでは、一時期「野外フェス」に興味を持ち、大きなものから比較的小規模なものまで、いろいろと参加していた時がありました。

大きなイベントだと、タイムテーブルなどがあり、会場とテントサイトが別になっており、見たいステージに合わせて会場間を移動したり、その合間に食事をしたりなど、なかなか忙しいのです。そんな中、朝から晩までテントサイトでだらだら肉を焼いたり、お酒を飲んだりしていて、「この人たちははたして、会場に行ったのだろうか。肉を焼きに来たのではなかろうか。」と思われる人たちも見かけましたが、振り回されず、自分スタイルで楽しんでいる人たちは、当時のわたしの目には新鮮で好ましくうつりました。

 

自分にとってなにが楽しいのか、心地よいと思えるのか。それは人それぞれだなあと思います。人との距離感みたいのも、心地よいのは人それぞれかなあと。わたしはちょっと、人より遠めかなあと感じて、さみしくなることもあります。でも、人それぞれなので、それでいいのかなあと思います。

 

 

 

 

 

パンのはなし

きのうまたパン屋さんへ行ったので、こんどはミューズリーブロートというのを買ってみました。ロッゲンミッシュブロートは今回もなかったのです。人気なのかな。

ミューズリーブロートは、ライ麦パンにオートミールやドライフルーツやナッツがそれはそれはぜいたくに練り込まれていて、お砂糖は入っていないのに、十分に甘く、なにもつけなくてもおいしく食べられました。ライ麦パン特有のもっさり感もしっかりあって、一生懸命噛んで食べるせいか、小さな一切れでもけっこうお腹いっぱいになります。

いま調べたら、オートミールやドライフルーツやナッツのことを、ミューズリーというのですね。そしてそれを焼くとグラノーラだそうです。また勉強になりました。

 

グラノーラといえば、最近ときどき作るおやつ?軽食?なのですが、米粉と豆乳を粉っぽさがなくなる程度に混ぜたものに、ごろっとグラノーラを少し混ぜこみ、油をひいたフライパンの上にスプーンで生地をぽてっと落として、両面焼きます。お砂糖も卵もなしでシンプルですが、カリッともちっとしたなかに、グラノーラの食感と、ほんのり甘みがなかなか気に入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

詩のはなし

わたしは文章を書くのがわりと好きで、思ったことなどをちょこちょこ記録する習慣があります。なにかかたちにしたいと思い、母が俳句をやっていたこともあって、毎月まじめな句誌に投句していたこともありました。そのまえにネットの短歌みたいのもちょっとやっていました。なんでもコロナのせいにするのはよくないですが、一時期マスクの句しかできなくなってしまって、やめてしまいましたが、またなにかできたらいいなあという気持ちはあります。今度はあんまりかたいよりは、なんかゆるいのがいいかなあ。いまはこのブログなのかなあとも思います。

 

俳句ではないですが、このあいだ小カップのコーヒーを飲んでいて、できた詩のようなものがあるので、書いてみたいと思います。

お恥ずかしい気もしますが、だいたい恥ずかしいことしか書いてないのでまあいいか。

 

たいせつにしたいから
小さなカップ

ちいさな コーヒーのうた

 

おいしいものは ちょっとがいい
よくばると いいことないよ
しあわせは みんなでわけっこ
ちいさな コーヒーのうた

 

まいにち しんどいけど
たまには いいことあるよ
ごきげんに くらそうね
ちいさな コーヒーのうた

スタンプのはなし

急に涼しくなりましたね。先週までの日中の暑さにはかなり辟易していたので、ほっとしています。いくら暑くてもちゃんと秋が来て冬が来るというのはありがたいことだし、ふしぎなことだなあと思います。

 

話は変わりますが、ラインのスタンプって、かわいいイラストがたくさんありますね。手紙や葉書を送る機会は少なくなりましたが、昔の切手みたいな感覚で、かわいいものをみつけるとほしくなります。

わたしのところに来るラインは、仕事の関係の連絡がほとんどで、だいたいがあんまりうれしくない内容なのですが、かわいいスタンプとかで返信できるといいんだけどなあと思います。

中でも気に入っているのは、「ワヌ山さん」シリーズで、スマホの待ち受け画面をワヌ山さんのカレンダーにしているほどです。

それから最近発見したのですが、ワヌ山さんの公式アカウントを友だち登録して、そこにラインを送ると自動返信でメッセージが返ってきて、それがなかなかおもしろいのです。全く無意味なところが良いです。ラインは連絡事項を伝えるツールと思っていましたが、いろいろな利用法があるものだなあと思います。

 

 

 

うずまきのはなし

いま、巷ではカヌレブームが再来しているとか。でもわたしはここのところ、ひとりシナモンロールブーム中です。

このあいだスターバックスへ行く機会があったので、シナモンロールを注文してみました。ひとつ500キロカロリー以上の表示があって驚いたので、あたためてもらっているあいだ、他の商品についてもカロリー表示を見ていたら、「ほんとはもっと食べたいのだけどがまんしていて、でもあきらめきれずについ目がいってしまう人」だと解釈されたようで、レジのお姉さんが気遣ってくれ、恐縮でした。

イカロリーでも重すぎるということもなく、ぺろりでした。ただシュガードーナツだと¥100ほど安いうえ、コーヒーを一緒に注文するとサイズアップが無料(朝の時間だけ)になるので、迷うところではあります。

 

さてシナモンロールのぐるぐる渦巻きで連想したのは、青山美智子さんの「鎌倉うずまき案内所」という本です。最近読んだので。

なんだかわたし、はぐれてる?そんなふうに感じたら、たまにはおいしいシナモンロールとコーヒーで、ちょっと立ち止まってみる。

すると、じぶんのなかに、なにかを見つけることもあるかもしれません。うずまきの中心に。