葬儀を終えて

父の葬儀も無事終わり、なんだかぼーっとしています。ここ2カ月くらい、なんだかいろいろなことがあって、どこか緊張しているような状態が続いていたからかもしれません。

 

実家にたびたび行ったり、ふだんはそんなに会わない姉ともよく連絡をとったり、親戚や、職場の人も、心配して下さったり、人の優しさをたくさん感じました。人の死が、人と人とを結ぶということもあるんだなあと知りました。

一方で、葬儀はとてもシンプルでこじんまりと行いましたが、昔はもっと近所の人やらご縁のある方をたくさん呼んだりして、大変だったと思います。そういうのも良いけれど、みんながみんなやらなくてもよくなった、というのはありがたいことだと思いました。

また今は、地域のつながりが薄れてきて、楽になった反面、「近所の面倒見がよい人」がやってくれていたようなことの、担い手がいなくなっているのではと思いました。でも、それらを代行するサービスというものもあちこちで生まれてきているようです。たとえばPTAなども、わたしの住んでいる地域ではちょうどいま変化の只中にあります。私もひととおり経験しましたが、やはり疑問を感じる点が多々あったので、必然の流れというか、良い変化なのではと思っています。

 

昔のシステムのよかったところももちろんあるけれど、よくなかったところもたくさんあったと思います。今は、人とのつながりや、表現のバリエーションが増えていると思います。声が小さい、人数が少ない、弱い、といったことが、必ずしもマイナスポイントにならないような。

 

というようなことは、もっと前から、いろんな人が言ってきたことかもしれません。ただ私としては、今ごろ実感しているところです。

春になったら、コロナへの対応も大きく変わるようですね。3年が過ぎ。新しい時代ですね。