お食事会のはなし

お食事会はとてもすばらしいものでした。いつもワイルドな畑のお野菜が、美しく上品に生まれ変わり、お皿の中におさまって並んでいるようすに、なんだか感動しました。素材の味もしっかりと生かされていて、プロというのはすごいなあとあらためて思いました。技術はもちろんなのですが、その心というか、料理に対する思いのようなものが、はっとするほど伝わってきて、それがなによりおいしさのもとになっているような気もしました。

私もお料理をするときに、技術はとてもまねできなくとも、心をこめて作る、ということをあらためて大切にしたいなあと思ったのでした。

 

それから私の生活ですが、お野菜の会と、老人ホームと、お店と、家と、複数の組織を行ったり来たりしていて、どれも中途半端で、なんだか不誠実なような、フラフラな生活をしているような気がして、自分がいやになることもあるのですが、

一つの組織にいるだけではわからなかったようなことも勉強できたり、仕事に生かせることもあるし、やる気をもらうこともあるし、そういうあり方にもいいところがあるような気がしました。一つの組織でしっかりと根をおろしてやる人もいるし、私のような人がいてもまあいいのかもなあという気がしました。それから自分にはあまり閉鎖的な、固定的な環境は向いていなくて、風通しのいいような、そういう場所をみつけていくと居心地がいいのかもなあとか考えたりしました。