日記祭のはなし

はてなブログ協賛の日記祭に行ってきました!

昼間に用事があったので、着いたのがもう日も暮れた4時すぎになってしまいましたが、間に合ってよかったー。会場のbonus trackてはじめて訪れましたが、すてきなところでした。

入ってすぐのところに日記帳の展示ブースがあり、手書きでびっしり書かれた日記帳の見本みたいのがずらりと並んでいて、いきなり「わー、日記書きたい書きたい」みたいな気分になりました。それで見ていて感じたのですが、こういう、誰かに見られることを想定しないで記録したものが、実はすごくよかったな、ということです。だから手紙とかブログとかもよいのだけど、人目に触れるはずのない日記ていうのは、それらとは別物で、なんというか、すごくいい。うまく言えないのですが。だから、ブログも書きたいけど、自分しか読まない日記も書きたいなと思いました。

それから下北沢に行ったのが実に20年ぶりくらいだったのですが、シモキタはわたしにとっては思い出のある街で。でも、駅前の様子もすっかり変わっていて、自分の記憶もかなり曖昧になっていることがわかりました。月日がたてば、街は変わり、そこにいる人たちも変わる。記憶だけは残っているけれど、その記憶すら曖昧になってゆく。でも、たくさんの日記を見ていたら、書いたことは残るんだなあと思いました。書かなければ忘れてしまう。会わなければ会えなくなる。それは自然なことで、自然に任せるのは悪いことではないと思います。

でも、書けるなら書こう。会えるなら会おう。そういうふうに思うのも、別に悪くはないと今なら思います。たぶん、これからは、失っていくもののほうが多い気がするので。