野菜のはなし

たびたび訪れているイベントスペースで、週末にマルシェが開かれていたので、行ってきました。無農薬・無化学肥料で野菜などを育てている近隣の農家さんの野菜販売あり、その他にもおいしそうな食べものがたくさんあり、とてもすてきなマルシェでした。わたしが毎週野菜を共同購入している農家さんも、無農薬・無化学肥料で野菜を栽培していますが、そういった昔ながらの農家さんとはまた違って、私と同世代かそれより若い世代の人が、明確なコンセプトを持って、あたらしく農業を始めて、野菜を売っているというのは、すごいことだと思うし、なんだかわくわくして、わたしもそういう野菜を買っていきたいなあと思いました。

しかし毎週お世話になっている農家のおじいさんも、わたしが生まれたころにすでにそういった農業を始めていたというのは、いったいどういうわけなのか。意外にもふだん無農薬や無化学肥料について熱く語ることは全くないのですが、今度聞いてみようかな。でも耳が遠いのでもしかするとうまくわたしの質問が聞き取れないかもしれません。このあいだ息子さんのお嫁さんから聞いた意外な事実は、「ウチの人たちはみんな野菜より肉が好き」ということです。

でも野菜を育てるのが好き、楽しいというのはおじいさんはしょっちゅう口にしています。心から楽しそうに話すので、それだけでなんだかありがたいなあと思うのです。