プリンターとキャベツのはなし

4月もなかばを過ぎました。小中学校の給食もはじまり、心軽やかな日々です。

きのうは職場のプリンターが印刷をしてくれないという現象に、四苦八苦しましたが、結局コンセントを全部ぬいて設定をやり直すという方法で、印刷できるようになりました。エクセルも時々使えなくなってしまうのですが、再起動するという方法で、使えることもあります。どうして、電源をぬいたり一度終了することで、使えるようになるのか、さっぱりわからないのですが、覚えておこうと思います。しかし理由やしくみがわからないものをつかう、というのは難しいものだなと思います。いっそのこと、パソコンやプリンターを擬人化して、今日は機嫌が悪いとか、やる気がでないのかな、とか思っていたほうが、すっきり付き合えるような気もします。

 

一方で料理というのは、けっこう科学的というか、たとえば焼く温度だとか、煮物に味をつけるタイミングだとか、すべて理論的に説明がつくので、そういうとこはやりやすいなあと思います。野菜を切ったりお皿を洗うのも、大量だとたいへんではありますが、いちおう終わりのある作業というか、果てしなく続くわけではないし、なにしろお相手がたとえぱ「キャベツ」だとか「お茶碗」だとか、目に見えて手にとれるものであるのは、わかりやすいなあと思います。

でも、考えてみると、お料理も、素材の特徴や、調理法を知っていて、常ひごろ向き合っているからこそ抵抗なく取り組めるのであって、ちょっとした加減とか、感覚的な部分もおおいにあるかもしれません。

なのでパソコンやプリンターも、もっとよく知り、親しめば、トラブルが起きても対処できたり、うまく使いこなせるのかなあと思います。果てしなく思われる作業も、自分で区切りをつけて進めていけばよいのかもしれません。

 

苦手なこと、慣れ親しんでいないことに向き合うのは、年々おっくうになりそうですが、自分よりうんと年上の人でも、新しいことを覚えたり、身につける努力をしている人はいて、そういう姿はすてきだなあと思います。